ジョジョの奇妙な冒険の“OVA”は、第3部のスターダストクルセイダース(第三部 空条承太郎 ―未来への遺産―)のアニメ化作品。ジョースター家とDIOの因縁に、直接的な意味での決着がつけられます。そして、なによりも初の“ジョジョの奇妙な冒険”初の映像化作品ということでも興味深い。なによりも数々の名言を残したジョジョの奇妙な冒険の“OVA”紹介。
ジョジョの奇妙な冒険・第3部のスターダストクルセイダース(第三部 空条承太郎 ―未来への遺産―)のあらすじは・・・。DIOの復活とともに、ジョースター一家にスタンド能力が発現。ジョナサン・ジョースターの娘にして空条承太郎の母、ホリーにもスタンド能力が発現するものの、それによってホリーは力を奪われ、重態に。余命40日のホリーを救い、ジョースター家とDIOの因縁に決着を着けるべく、復活したDIOが根城とするエジプトを目指す空条承太郎一行の前には、DIOによってスタンド能力を発現させられ、肉の芽によってDIOの手下となった“スタンド使い”が立ちはだかるのだった・・。
特異な台詞回しと熱い展開、そしてホラー映画の手法をミックスした荒木飛呂彦の名作・怪作です。
ジョジョの奇妙な冒険の“OVA”は、ジョジョの奇妙な冒険の初のアニメ化作品ですが、熱い台詞の多い荒木飛呂彦の漫画のなかでも、特に名言が多く、思い入れが深い作品です。
たとえば、
「戦いに敗れ欲するものが手に入らなかった場合・・・・挫折感と敗北感を味わい傷つき・・・そして次なる戦いのとき恐怖を感じることになる、」
「俺は恐怖を克服することが生きることだと思う」
「世界の頂点に立つものは!ほんのちっぽけな恐怖をも持たぬ者ッ!」
これはDIO。ジョジョの奇妙な冒険では、悪役の名言がとくにこころを打ちます。もうひとつ。
「ダービーのやつは
忠誠を誓うといっておきながら
このDIOのために死んでもいいとう覚悟ができてなかったということだ・・・
だからあとほんのチョットという所で
勝利がつかめない・・・
ダービーには負けた理由が永久にわからんのだ・・・」
ううむ。仕事や夢のためにがんばっているときには、むしろDIOの言葉のほうがなぜか力づけられるのはなぜでしょうか(笑)。
それから、ホリーを看病するホリーの母、スージーの言葉。
「娘のためにできること・・・・それは信じることです
わたしには詳しいことはわかりません
でも信じます
わたしのジョセフと孫の丈太郎が私の娘のために何かをしようとしているのなら
そのことを信じます」
信じる、ということの根源を表すような言葉。
そして、最後はやはり、ジョジョの奇妙な冒険・第3部主人公の空条承太郎の言葉。
「お前さっき道がないとかなんとかいってたなあ・・・ちがうね・・・・・道というものは自分で切り開くものだ」
やはり、少年ジャンプの漫画は、熱い台詞が多い。仕事や勉強に疲れたときに、ふっと読み返すと(サボってるわけじゃないですよ)やる気が補充できる感じがします。ジョジョの奇妙な冒険は、スターダストクルセイダースだけなく、ファントムブラッドや戦闘潮流、ダイヤモンドは砕けない、黄金の風、ストーンオーシャン、スティール・ボール・ランと、どれも名言が多い。少年漫画は熱い情熱が必要なのでしょうか。むしろ、週間連載の重荷と、人気アンケートで常に一定の成績を収めないといけない、というプレッシャーから、逆にこうした名言を生み出すのでしょうか。